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残り1ヶ月。地方上級公務員試験の直前期に効果があった勉強法を紹介します!

もうすぐ6月ですね。今年(2017年)の地方上級公務員試験(都道府県・政令指定都市の大卒程度試験)の一次試験日は、6月25日(日)です。残すところあと1ヶ月。直前の効率的な勉強で点数を上げていきたいものです。

本日は私の独学での合格体験から一次試験直前に効率的だ思われる勉強法について語っていきます。ポイントは直前期に適した問題集のみ使うこと、そして間違えた箇所のみノートを取ることです。

今年受験の人は勉強の際のコーヒーブレイクとして、来年以降受けようと考える方は心のどこかに留めていただければと思います。また他の資格試験に通じるお話もあるかと思いますので、よろしければお付き合いください。

※2017年2月 内容を更新しています。

二次試験以降、教養論文についての記事を書いています。こちらからどうぞ!

【公務員試験】 地方上級二次試験、教養論文の勉強法と良書を紹介します。 - カモメのリズム

残り1ヶ月、今はアウトプットの時期

私は資格試験をはじめとした試験勉強を2フェーズに分けて考えている。一つはインプット期。講義や参考書を使った基礎的な知識を定着させる期間だ。もう一つはアウトプット期。問題を解くことを重ねて試験に必要な力を磨いていく、持つ知識を試験用にアジャストさせて試験特有の解法を身につける期間だ。

試験1ヶ月前のこの時期は言わずもがなアウトプット期である。インプットに不安があっても、アウトプット中心の学習に切り替えることが大事だ。そのほうが合格へ近い。アウトプットを増やすことによってインプットもカバー出来るという考えだ。ここでいうアウトプットとは「本番に近い良質な問題を解くこと」ことである。

さて、ここまで独学であれば「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ」や「公務員試験 ウォーク問 過去問Quick Master」などの問題集を使ってきただろう。もし今が3月ならば、これらの問題集を「各科目2、3周回しましょう」と言うだろう。しかし今は直前期である。これらからは卒業しよう。

■ 卒業すべき理由

・難度が高い問題が混じっている。
・合格に必要な難度の問題が少ない。
・一科目500ページとか、重すぎてうんざりする。

「スー過去」はバイブルであることは疑いない。独学ならばひと通り揃えて積み上げ試験本タワーを形成するのは鉄則だ。(科目によってはゴミなので「クイマス」と使い分け必須)

しかし、国家総合職試験など難度が高すぎて、理解するのに難しい問題も混ざっている。つまりは時間効率が非常に悪い。時間効率を意識し多くの問題に触れることがこの時期には必要である。

 

実務教育出版 「過去問500」に移行すべし

直前に点数を大幅に向上させる良質な問題集とはなにか?
それは「実務教育出版 過去問500」シリーズである。

 ★2017年2月 合格に必携の過去問500シリーズの最新版が登場です。

地方上級 教養試験 過去問500 2018年度 (公務員試験 合格の500シリーズ6)

地方上級 教養試験 過去問500 2018年度 (公務員試験 合格の500シリーズ6)

 

  

地方上級 専門試験 過去問500 2018年度 (公務員試験 合格の500シリーズ7)

地方上級 専門試験 過去問500 2018年度 (公務員試験 合格の500シリーズ7)

 

 専門科目・教養科目それぞれ手に入れよう。ここから先はほぼこれだけをメインに取り組んでいくこと。 では過去問500の良いところを紹介していこう。

 

■ 頻出問題が網羅されている

公務員試験は範囲は広いが、過去と似たような問題が出ることも多い。この過去問500は過去20年に遡り良問を収録している。このチョイスが秀逸で「この問題・・・、○○ゼミで見たやつや!」ライクに「過去問500で見た」という感覚を試験中に何度も味わうことが出来る。

■ 忠実に過去問を再現している

例えば出版社や予備校が独自に用意した問題集の場合、問題のポイントや言い回しが本番とズレているように感じる。これは公務員試験には致命的。公務員試験択一の難しさが「5肢択一で、3つの選択肢はスパッと切れるんだけど残り2つが絞れない」という悩み。他社の問題集だと4つ簡単に切れたりする。「2つのウチどちらを選ぶか?」に対応する力を身につけるのは、問題文の言い回しも含めて本番に近いこのシリーズが一番。

■ 繰り返しに適した問題数

教養500問、専門500問の厳選された1000問だけ。その気になれば3~4日で一周出来、絶望するほど多くなく、足りなくもない。繰り返して定着させるのに良い分量。プラス前年度の問題はほぼまるまる収録されているので、どこか一日使って時間をきちっと測って模試のように使うのも良い。

他に良い問題集があるかも知れないが、これらなら大きめの本屋に行けば大抵は置いてある。予備校謹製の問題集でも無く、ネットで売ってる怪しげなものでも無い。この手に入りやすさが大きな魅力である。

※大きな本屋に行く時間が取れない場合はこのページの Amazon リンクで注文しよう。すぐに届きます^^

3,4周繰り返して9割くらい解けるようになったら、合格はほぼ近いだろう。まったく知らない問題がいくつか出るかも知れないが、ボーダーはだいたい6割~7割前後。これで漏れたら仕方ない、みんな出来ないという考えで良いだろう。

4周 ✕ 4日 。半月あればできる。1日10時間以上取れる人ならもっと少ない日数で回すことも可能だろう。これは目安なので少ない回数でも他の学習法よりも効果はある。

私は残り1ヶ月で「過去問500」中心の学習に切り替えて正解だった。もちろんインプットには不安があったが、「スー過去をもう一周回して完璧にしよう!」との戦略を取ったら落ちていたと思う。

法学もしくは経済などの素養を持つ地頭の良い人が、この2冊を1ヶ月間やっただけで一次試験に通過出来たという話も聞く。極端だけど、過去問500が試験合格するためにいかに効果的かを示す逸話であろう。

東京都・特別区[大卒] 教養・専門試験 過去問500 2018年度 (公務員試験 合格の500シリーズ8)

東京都・特別区[大卒] 教養・専門試験 過去問500 2018年度 (公務員試験 合格の500シリーズ8)

 

 尚、このシリーズはB日程以降の市役所試験や中級試験においても効果を発揮するので抑えておくと良いだろう。直前に点数を上げるには必携と言える。

まちがいノート

これは公務員試験に限らない方法、ノートの使い方のお話。アウトプット期は「間違った所のみノートに取る」ことを徹底しよう。もちろんいまさら参考書を写したノートなど作る必要は無い。

全教科で一冊のノートを用意する。そして過去問を回す中で、間違えた選択肢について簡潔に記す。書き方は一行で構わない。

例えばこんな感じで一行ずつ
 外国人に入国の自由、再入国の自由は保証されない
 所有権に基づく妨害排除請求権は時効で消滅せず
 ダウンズ…不完全な情報を有権者は過大に見積もりがち
 マントルは固体。地殻との境界はモホロビチッチ不連続面 

ここでのポイントは間違った問題では無い。間違った選択肢という点だ。残る2個で絞りきれなかった選択肢なども書こう。

迷わず正解した選択肢に目を向けなくてよい。既にマスターしているから余計な労力や時間を使う必要無い。いちばん大切なのは同じ過ちは繰り返さないということだ。見たことのない問題を間違えるのはダメージが無いが、見たことある問題が解けないのは精神的にきつい。

これは余計なテクニックだが、この時のノートは気持ちの良いペンを使って書こう。私はコピックがちょうど良かった。自分が気持ち良いと思うものならばなんでも構わない。

私の場合1ヶ月でだいたいノート一冊分くらいになった。このノートは試験前日にでも見直すのが良い。受験地に近いホテルで他の参考書は持ち込まずベッドに寝っ転がってノートだけをチェックした。自分の苦手ポイントが詰まった直前のノートチェック、これが試験合格に大きく役立った。これ「ノートで見たやつや!」の気持ちよさったらなかった。

オマケのお話

どうしても弱すぎる分野があり頻出である場合は参考書に立ち返ってもいいだろう。経済学の乗数理論とか、行政法などね。私は理系のクセに数学と物理が苦手なのだが、こちらは弱いままで放置しても大勢に影響はなかった。

速攻の時事」は風呂や電車などの空き時間に読もう。枕元の睡眠導入剤として、目を通してから寝るのもよいかも知れない。休憩がてら過去問500に飽きた時に読むのも良い。

公務員試験 速攻の時事 平成29年度試験完全対応

公務員試験 速攻の時事 平成29年度試験完全対応

 

 意外と盲点なのが社会政策の分野。意外と頻出。専門的な理解不要だし、なにより簡単に点が上がる分野。気づかないひとも多いけど。

不安へのメッセージ

あとは自分との戦い。直前に湧く勉強をさまたげる「不安」への対処として以下のメッセージをあげておく。

  • 公務員試験は独学でも大丈夫。
  • 大学入学出来る程度の頭があればなんとかなる。
  • 法学、経済学が専門外でも試験に必要なハードルは高くない。
  • 直前の今が一番点数を伸ばせる。
  • 年齢もレギュレーションの範囲内であれば関係無し。またチャンスは1回だけではない。
  • ゆかりの無い自治体でも合格するチャンスはある。
  • 見た目の倍率に惑わされるな。記念受験もたくさんいる。
  • 周囲が強そうに見えるが、みんな不安な「かいわれ大根」ようなもの。
  • 予備校や雑誌の合格体験記などに見るいかにもな人たち。あの人たちはごく一部の上位層であり、ただの宣材なので気にしないように。
  • 2次試験以降のグループディスカション、論文や面接。こちらも難しいのは確かだがこの1ヶ月は忘れよう。一次試験が終わって、思い切りお酒を飲んで、二日酔いも覚める翌々日から取り組めば良い。

これらの言葉はあらゆる合格者が口にすることであり、私も励まされてきたものだ。それが何より事実であった事をお伝えしておきたい。

受験生のみなさんは残り1ヶ月悔いの残らないように、効率的に集中して勉強していただければと思う。

こちらの記事もどうぞ!

▼ 6/18 1週間前から当日まで超直前期の過ごし方についても別途エントリーしました!

www.kamomer.com

 ▼ 公務員試験の特集ページを作成しました。

www.kamomer.com

▼ 教養試験科目の勉強法と良書の紹介

文章理解(英語・現代文・古文)の勉強法

自然科学分野(数学・化学・物理・生物・地学)の勉強法

人文科学分野(世界史・日本史・地理)の勉強法

社会科学(政治・経済・法律・社会)と時事。勉強法

数的処理(数的推理・判断推理・資料解釈)の勉強法

▼ 専門試験科目の勉強法と良書の紹介

法律系科目(憲法・民法・行政法)の勉強法

経済系科目(ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学)の勉強法

行政系科目 (政治学・行政学・社会政策・国際関係)の勉強法

専門試験(刑法・労働法・経営学)の勉強法

私と公務員試験

ここまで言い切っておいて非常に申し訳ないが私は公務員ではない。ばばーん!!

理系大学卒業後、システムエンジニア職に従事。幾年か重ねたのち SIer のアレに見切りをつけて退職。退職後すぐに4ヶ月での公務員試験合格を目指す。ある地方自治体から内定をいただくが、人生上の選択のため辞退。その後フラフラした生活を送ったのち、Web関連職に付きすこやかな現在を送る。

そんな人間だ。つまり試験については語れるが、公務員の仕事については一切語ることが出来ない。

なんと無駄で愚かなことと思われるだろうが、私個人にとっては必要なプロセスだったため後悔は無い。むしろ、今を生きるにあたり大きな選択ができたと考えている。「公務員に逃げようとしただけ」「コンプレックスの解消」という指摘も否定はしない。ただ私にとって必要だった。それだけ。

SIerを辞めた理由から、公務員を辞退した理由などについては、折を見てこのブログで振り返ることもあるだろう。また試験日当日に向けたエントリーや、もっと公務員試験全体についてのエントリー、SIer時代にいくつか取ったIT関連のほとんど役に立ってない資格などの勉強法についてのエントリーも書いていきたい。