プロ野球のない4月

横浜DeNAベイスターズ 2020 オフィシャルイヤーマガジン (B.B.MOOK1481)

2020年シーズン、未だ始まらず。

プロ野球がない4月がもうすぐ終わろうとしている。

本来ならば20試合以上を消化しているはずだ。

この時期のベイスターズについて想いを馳せる。もし仮にシーズンが開幕していたら、どうなっていただろうか?半ば風物詩と化した春の逆噴射に当たってしまっているのだろうか?

今年は筒香が不在のシーズンとなった。彼のデビュー当初から見続けており低迷期からCS争いは当たり前の時代となった。優勝するなら筒香梶谷のチームでと何年も前から思っていた。叶わず、筒香は新たな挑戦の場としてMLBを選択した。

彼の不在に折り合いをつけながら、新しいチームを楽しむんだろうなとぼんやりと想像していた。しかし新型コロナの感染拡大により、野球を始めた大型スポーツは早々に延期が決まり、試合のない4月となってしまった。

穴を想像していたらもっと大きな穴が来たという感じだ。

家で過去の映像を見ていて思う。

影響はプロスポーツに留まらず、我々のような一般市民、国民全員が影響受けることになった。自分も家で過ごすことが多い。テレワークのローテーションだ。

過去の試合の映像を見るようなことが増えた。やはり野球に飢えているのだ。ファンですらこれだ。選手たちにとってはたまったものではないだろう。

映像をみてスタジアムの雰囲気を思い出す。コンコースを抜けて一面の座席の先にグリーンのフィールドがパーっと。日常の外にあるあの感動を思い出す。そしてビール。

 

しかし反面違和感も出てくる。映像でみる球場はどうみても人が密集しすぎだ。こだまする声援。「ここ2ヶ月でインストールされた常識」にそぐわないのだ。蜜に蜜を塗りたくった状態。

以前の状態に戻れる日はくるのだろうか?と心配になってしまう。政府・自治体の自粛要請を受けて出来る範囲ことをみんなやっているとは思う。しかしまだ感染者数が減少に向かう兆しはない。横ばいだ。

 

それでも自分に出来ることは今は少ない。STAY HOMEを続けるしかない。 プロ野球が再開される日が来ることを祈って。