【公務員試験】 教養試験・文章理解(英語・現代文・古文)の勉強法と良書を紹介します。

文章理解とは教養試験での英語・現代文・古文(漢文)の科目を指します。名の通り文章を読んで正解を選択する科目です。問題数は地方上級で全50問のうち10問前後出題されます。つまり非常に大きなウェイトを占める分野ということです。

この分野の難しさが学習量に応じて成果どんどん上がる分野では無いこと。特に短い公務員試験の数ヶ月の勉強期間では向上が実感しにくいと思います。しかし勉強しないわけには行きません。

目的は問題文の文章量に慣れることです。教養試験はとにかく時間不足との戦いです。文章理解では回答を導き出すことは当然として、出来る限り早く文章を読むことが必要です。「文章時間を早く解くことで数的処理に時間を割く」、これが教養試験の攻略の鍵を握ります。

英語

8割から9割出来て当然 な科目

センター試験レベルの英文だと思います。学習のコツは一日一問ずつくらい問題を解くことです。問題集はなんでも良いのですが、「スー過去」を使いましょう。 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 文章理解・資料解釈 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ)

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 文章理解・資料解釈 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ)

 

この科目には関しては特段「スー過去」が優れているとは思いませんが、なぜか資料解釈がくっついてお得なので^^

英語力にもよりますが、毎日に触れることで大学受験以来という人でも、カンを取り戻すことができると思います。分からない単語やイディオムが出たらメモって起きましょう。

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

 

問題を解くには語彙が足りないという場合は、公務員受験者の間で評価の高いこの単語帳から始めましょう。文法は気にしなくて良いです。基本的な単語をマスターしましょう。

現代文 

8割から9割出来て当然 な科目

現代文も上記「スー過去」の文章理解を使って、毎日のルーチンとして解いていきましょう。点が向上するかは分からない科目なので深みにハマリすぎず本番の問題に慣れてスピードを上げていくという意識で良いと思います。 

地方上級 教養試験 過去問500 2020年度 (公務員試験 合格の500シリーズ6)

地方上級 教養試験 過去問500 2020年度 (公務員試験 合格の500シリーズ6)

 

 「スー過去」だけではすぐに問題を使い果たしてしまうので、その場合は「過去問500」の問題を使っても良いでしょう。

私は朝起きたらすぐに解くようにしてました。英語と現代文と合わせて10分程度で一日の学習のギアを入れるのに最適でしたね。

古文

地方上級で1問です。正直全力で投げ捨てて構いません。漢文も尚更です。スーパー過去問ゼミすら手をつけなくて良いと思います。古文を学習する暇があったら他の科目に宛てましょう。

直前に「過去問500」を解いて見て雰囲気をつかんでおく、解けたらラッキーくらいで問題ありません。きっとみんな全力で捨ててます。 

文章理解共通の時間短縮のコツ

文章理解は前述したように早く解くことが重要です。本番で丁寧に時間を使いすぎると後々他の分野の解答時間が顕著になくなります。問題を解く時に最初にやることは「選択肢から読む」ことです。読むといってもじっくり読むのではなく、さらっと目を通す。どの語句、話題がテーマになってるのか? ざっと15秒くらいで掴んでから問題文を読み始める。闇雲に問題文を読むのではなく、最初になんとなく心構えをしておいてから読むと頭に入りやすいです。

これはおすすめというわけではありませんが、迷ったら「常識はずれでバカなことを言ってる選択肢」を切るというのも使っていました。

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