2015年秋アニメの振り返り

2016年がやって来た。2015年の秋アニメの放送もすっかり終わってしまった。新クールも始まって一週間経過しているというのに今さらなんだけど、各作品軽く振り返って見よう。

2015年秋アニメ 振り返り 

初秋はアニメブロガーだった。その後野球ブロガーにシフトチェンジしたけど。こんな記事を書いただけあって前クールは積極的にアニメを見た。

2015年秋アニメ ~ 気になる期待の作品を紹介します。 - カモメのリズム

この記事で上げた「気になる期待の作品」がどうだったか? とそれ以外に完走した作品について述べたい。

期待の作品 結果

この記事にて「気になる期待の作品」として7本のアニメを上げた。

豪華7点買いである。

  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている
  • すべてがFになる -THE PERFECT INSIDER-
  • コメットルシファー
  • ヘヴィーオブジェクト
  • 学戦都市アスタリスク
  • 終物語 - オワリモノガタリ-
  • ゆるゆり さん☆ハイ

期待どおりのものあれば、自分には合わなかったものがある。

 

■ 櫻子さんの足下には死体が埋まっている

面白い回もあったし櫻子さん(cv 伊藤静)は良かった。ただ主人公の正太郎くんが好きになれなかった。なんかキャンキャンうるさい。「お前ソコ、櫻子さんの隣代われよ」と嫉妬交じりに思うことが多く途中でやめてしまった。

 

■ すべてがFになる 

原作既読者であり森ファンでもある。かなり良いアニメ化だった。四季のストーリーも補完することにより、進藤所長と四季の関係がより深く描かれていて理解できるようになった。初見の人は中間退屈だったかも知れないけど、溜めた分だけ解決編の盛り上がりが味わえたのではなかろうか?

萌絵はもう少しカワイク、賢くても良かったかなあ。原作だと5巻くらいからこんなイメージだったから間違ってはいないけど…。

綺麗にまとまって終わったのもありS&Mシリーズ残る9作のアニメ化は難しいかもしれない。次はVシリーズのアニメ化を期待したい。そいうえば皇なつき先生の漫画版はパーフェクトだった。

黒猫の三角 (幻冬舎コミックス漫画文庫)

黒猫の三角 (幻冬舎コミックス漫画文庫)

 

 

■ コメットルシファー

うーむ。オリジナルアニメであり期待値は高かったけど。うーむ。かなり難解で途中で脱落してしまった。

 

■ ヘヴィーオブジェクト

こちらは時々見逃したりしながらなんだかんだ見てる。見逃しても問題ない安定感。ヘイヴィアとクエンサーのコンビは無敵すぎてオブジェクトがおもちゃに見えちゃうことあるけど、安定して面白い。

2クールアニメで引き続き放送中。最近はフローレイティアさん(cv 伊藤静)がヒロインに急浮上してて楽しい。原作者の鎌池和馬さんは怪物ですわ。禁書目録とは違ったタイプの話。こちらはキャラクターもそんなに増えなくて安心。

 

■ 学戦都市アスタリスク

後述します。

 

■ 終物語

さすがと言ったところ。特に前半の老倉育に関わる話が面白かった。シリーズの中でもこの話は異色ではないかなと思う。忍野扇は不気味さの中に見て取れるカワイさがあって魅力的なキャラだった。後半の方が普段の物語シリーズと言った感じだった。上手く説明できません。

このアニメに出てきたモンティ・ホール問題。何人かにドヤ顔で試してみたけど皆一様に驚くもよう。宴会の小話などに使える。

www.kamomer.com

 

■ ゆるゆり さん☆ハイ!

制作会社が変わったので不安が大きかった。思い切って意識して作風を変えたようでより原作の雰囲気に近くなった。ゆったりと優しい時間がながれるようになった。素晴らしい出来。

似通った1話 三銃士

さてここからは「期待のアニメ記事」であげたもの以外を交えながら話をしたい。秋アニメ放送開始時にこんな記事を書いた。

www.kamomer.com

同日に放送開始した「学園都市アスタリスク」と「落第騎士の英雄譚」の1話があまりにも似ているという話。この話題は他のブログの方々が素晴らしい論考を展開してくださったのも思い出深い。

「アニメ化されるラノベの書き方」なんてない - 主ラノ^0^/ ライトノベル専門情報サイト

なぜラノベ原作ヒロインは3分以内に脱ぐのか - 本しゃぶり

ラッキースケベ発生時間ランキング - カトゆー家断絶

などなど沢山の方々の面白い記事に触れることが出来た。

上記記事の締めにこう書いた。

似たような設定と導入ではじまった物語がどのように変化するのか? あわせて楽しみたい、引き続き2話も視聴しようと思った両作品でした。

さて。2話以降はどうだったか?

結論から言うと全く別の視聴感を得た。

 

■ 学戦都市アスタリスク

期待のアニメとして挙げた本作。じっくりと進められた形。分割2クールものだがそれを考慮しても中途半端だった。ちょっと話に引っかかりが無さ過ぎる。味の薄いスポーツドリンクみたいな感じ。主人公が強すぎなハーレム。

でもね。斧のヤラれ役であるレスターさんというおっさん(高校生)が良い味出してる。1話かぎりの使い捨て感が高かったけど、何度も出てきて見せ場たっぷりにヤラれてくれる。主人公やヒロインとも共闘し良き友人ポジションを得て嬉しい。2期視聴するか迷うところだけどレスターさん目当てに見るかも知れない。

 

■ 落第騎士の英雄譚

このアニメは大方の視聴者の予想を裏切る良い出来だった。ハーレムどころかヒロイン一筋。最終回では無く途中からきちんと恋人同士の関係になったのも高評価。

主人公の強力な能力「一刀修羅」の制約も効いていた。訪れる数々の試練は可哀想なほどだった。バトルが熱く最終決戦の一瞬の決着も納得感が高かった。

今時珍しい男らしいオープニング曲や凄まじい戦闘シーンなど制作陣の熱い心意気を感じるもの。私のようなテンプレブロガーはジャンピング土下座するしかない。サーセンしたっ!

ちなみに見た感じ「落第騎士の英雄譚」の方がコメディ色が強い感じでした。「学戦都市アスタリスク 」の方が少しシリアス多めになるでしょうか?

 「学戦都市アスタリスク vs 落第騎士の英雄譚」記事ではこのような第一印象だったが結論は逆。英雄譚のほうが1話で主人公が脱いで切り返すという荒業以外は真面目だった。

 

■ 対魔導学園35試験小隊

さらにこの作品を加えて三銃士と勝手に呼んでいた。記事では上げていないがこれもラッキースケベから始まるアニメ。正直アラが目立つ。けど超展開と超スピードで次から次へと進むので段々と面白くなってきた。じっくりの学戦都市アスタリスクとは逆の印象。開き直ってこういうやり方もありなのかも知れないと思った。

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*今期アニメも始まっている。各アニメともに質が高いが何かが足りないと、渇きのようなものを感じていた。四天王、三銃士... そうこの枠=石鹸枠のアニメが無いんだよ!

と飢えていた冬アニメ1週目の最後の方に放送された作品が「最弱無敗の神装機竜」である。神装機竜は「バハムート」と読む。ワクワク。

最弱無敗の神装機竜≪バハムート≫ (GA文庫)

最弱無敗の神装機竜≪バハムート≫ (GA文庫)

 

これが期待を裏切らない見事な出来。 

  1. ラッキースケベ(開始三分)
  2. 決闘しなさいッ
  3. チョロイン 

型通り。「やっぱ1クールに一つこういうの必要」というのが感想。後継があって良かった。うむ。 

このアニメ放送後になぜか「学戦都市アスタリスク vs 落第騎士の英雄譚」記事へのアクセスが増えたw

その他の秋アニメ

秋アニメに話を戻そう。「期待の気になるアニメ」「三銃士」以外の作品。

 

■ 機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

これは各方面の評判通り面白い。3話までの血なまぐさい展開から、数話は「あれ?イージーモードやん」と思ってたところに色々と動きがある。アトラは負けてしまったのか? 気がかり。2クール目が始まっており引き続き視聴予定。バルバトスやグシオンのガンプラに興味が湧く。

 

■ 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件

タイトルや設定から明らかに期待値は低かった。しかし予想以上に面白かった。完全にバカアニメなんだけど憎めない。ダンディ坂野もゲッツしてた。かなり頭がおかしいオープニングも好き。こんなの視てるから脳細胞が溶けるのか、脳細胞が溶けてるからこんなの視るのかは分からない。

それにしても続きが気になる。アニメでは4人のお嬢様がメインだったけど、メイド長の九条さんと主人公の関係は? 気になって仕方が無い。原作もしくはコミックが読みたい。 

 

■ ご注文はうさぎですか??

ごちうさ。2期になってキャラクターの背景を開示する描写が増えた。ぴょんぴょんするには必要ないのかも知れないけど、自分としてはこのおかげで1期よりも楽しく見れた。もう一度一期から見たいな。

おわりに 2016年 冬アニメの雑感

ブログ記事に書いたのもあり、秋アニメはかなりの数のアニメを見た。作品の問題というよりそういった個人的な問題なんだけど、一作あたりへ掛ける熱量は少なかった。時間や自分の頭が割けるリソースは有限。このような楽しみ方もありなんだろうけど、冬アニメは作品を絞ろうかなと思う。

と決意したのだがクールの変わり目はワクワクするもの。絞るためにもとりあえず1話は見て判断しようと色々な作品を視聴している。

2016年冬アニメ版の「期待の作品記事」はあげるタイミングを逃したのでここで簡単に1話を見た限りの雑感を述べておく。

  • 総じてクオリティが高い。アラが無い作品が多い。
  • どの作品も作画が良い。注意してカメラワークなどの差異に目を向けないと綺麗としか感想が出てこないのかも・・・。
  • 視聴者がストレスを溜めないことに力が入ってる。どの作品もするすると観れるんだけどこれで良いのかしら?という疑問もある。
  • 昔のアニメの雰囲気を感じる作品が多い。「無彩限のファントムワールド」「アクティブレイド」「蒼の彼方のフォーリズム」とか古き良き感じ。アニメっぽいものへ現実志向からの回帰。
  • 近未来ファンタジーやメカアクションものが多い。その中では主人公がおっさんである「Dimension W」が良かった。安心感。
  • これまで覚えていなかった新世代の声優さんが続々出てる。ここ1,2年声優さん知識がアップデートされてないので驚く。
  • 酷いのが無いから絞れないし、正直もうちょっと酷いのが見たいという矛盾した欲求がある。ごめんなさい。愛すべきク◯アニメが欲しい。

こんなところだがどうなることか。今のところは甲乙つけがたい。多分冬アニメが終わる頃には色々と変わってると思う。