7月29日、一般向けの Windows10 がリリースされました。
最初は人柱として検証される方々に任せて様子見しようと思ったのですがWindows7 より軽いという噂を聞いて試したくなり、あまり使っていないWindows7 マシンにアップグレードでインストールしてみました。
Windows7とWindows8.1ユーザーは2016年7月28日までの1年間は無償でアップグレード可能です。エンタープライズ系など一部例外はありますが、タダで試して遊べるなら、このチャンス逃す手はなし。ということで、簡単なアップグレードの方法とファーストインプレッションで感じた良いところを紹介します。
アップグレードは超簡単
僕はマイクロソフトが7月29日発表した「メディア作成ツール」によってアップグレードしました。
▼ こちらのマイクロソフトのサイトからダウンロード
このメディア作成ツールは名の通り「USBメモリ」「DVD」のインストール用メディアと作る機能と、そのままPCをアップグレードする機能が付いています。今回はPCをそのままアップグレードする機能を使ってアップグレードしました。
「このPCを今すぐアップグレードする」を選択でインストール開始
スペック・インストール時間・途中の確認
元PCスペック。Windows7 登場した頃に組んだサブマシンですね。もう化石かもしれません。動画や音楽に軽いゲームといったリビングのホームシアターPC的な用途に使っていました。
CPU:Pentium DC E6300
Mem:3GB
OS:Windows7 Ultimate 32bit
このPCでだいたい2時間くらいでインストールが完了しました。「ライセンス条項の確認」と「引き継ぐ項目の選択」、「インストール開始」などでいくつかクリックするだけです。
注意するところは引き継ぐ項目の選択ですね。「個人用のファイルとアプリを引き継ぐ」を選択しました。Windows7 の時にインストールしたアプリがそのまま残って使えました。
ライセンス・プロダクトキー
クリーンインストールの場合はプロダクトキーを訊かれるようですが、そのままアップグレードする場合はプロダクトキーの入力なくアップグレード可能でした。
さくっとアップグレード完了。
とりいそぎ驚くのはたしかに動作が軽いこと。
そして誰しもが思うことでしょうけど「どうしてこれをWindows7の後に持ってこれなかったのか?」という気持ちが湧いてきます。設定系が直感的に分かりやすいですし、もちろんWindows7の延長の操作感でも使える。Windowsの新OSを新しく触った際に覚える不快感というのがこれほどまで少ないとは驚きです。
これは 名作の薫り がしますね。
Window10 のいいところ10個
Windows10 ということでファーストインプレッションで感じたいいところを10個あげてみます。多少無理やりな企画ですわ。
● 1 動作が軽い
なんといっても動作が軽いです。化石スペックのPCがよみがえりました。メモリにもよると思いますが、現在 Windows7 が動いているPCならばアップグレードを検討するのが良いと思います。
- Windows8.Xの駄目なところが良くなってる系
●2 スタートメニューがある
Windows8 でマイクロソフトはスタートメニューを消すというユーザーを完全に無視する暴挙に出ました。でもそれも過去のことです。とてもユーザーフレンドリーなスタートメニューが復活しました。
●3 タイルが便利
スタートメニュー内のタイルで天気、ニュースなどがリアルタイムで表示される。Vista や Windows7 のガジェット感覚ですね。タイルには通常のデスクトップアプリのショートカットもはりつけることが出来るので便利です。
●4 Windows ストアアプリもウィンドウ表示できる。
Windows ストアアプリ(メトロ・モダンアプリ)は Windows8から導入された形式ですが、これが全画面表示しか使えず、残念なものでしたが今回からは通常のアプリのように全画面でなくとも使えます。
Windows ストアアプリも安全性や管理が楽などのメリットがあるのでこれは嬉しいですね。
- 新機能系
●5 検索バー
タスクバーにある検索バーが超便利です。Windows内だけでなく、Webの検索もできちゃいます。アクセスが簡単なところにあるので使えます。
●6 タスクビュー
開いているウインドウやアプリがボタンひとつで一覧表示できる機能。これは欲しかった機能
●7 仮想デスクトップ
複数のデスクトップを用意することが出来る機能。Ubuntu などではお馴染みだったけどようやく実装されて嬉しい。電源を切っても仮想デスクトップの内容が残ってるのが嬉しい。切り替えもタスクビュー画面で簡単にできる。
●8アクションセンター
タブレットモードとデスクトップモードの切り替えが簡単。アクションセンターという通知領域のクリックで簡単に切り替えできます。Wifi、Bluetoothのオンオフなどもここで簡単にできる。 タッチパネル機能のあるノートPCなどではこれが大いに役に立ちそうです。
- デザイン
●9 フラットデザインがこなれてきてる
フラットデザインがよりお洒落にかわいく使いやすくなっていると思いました。Windows8系よりも自然に受け入れやすいデザインという印象なので、Windows7からの乗り換えに躊躇していた人にもオススメ。もちろん慣れない違和感はあるけど、いつもほど不快感がなくて新しいものを使う楽しみの方が勝っているのはスゴイ。
やべっ、一個たりない! ということでちょっと無理矢理に・・・
●10 アップグレードが簡単(&無料)
アップグレードは時間はそれなりにかかりますが超簡単でした。いくつか既存のアプリなどをためしてますが、アップグレード起因と思われる不具合は起きておらず動作しています。ファイルやアプリを残したまま綺麗にインストールできています。
以上、Window10のファーストインプレッションで感じたいいところ10個でした。
総評
Windows8 の使いづらい部分を全部削って、Windows7と融合させた良いOSという感じです。僕はWindows95の末期くらいから Windowsに触ってて都度バージョンアップに付き合ってきましたが、初回でここまでストレスが少なかったのは初めてのことでした。
新機能についても新ブラウザ「Edge」とか 音声アシスタント「Cortana(コルタナ)」とかいくつか目玉があるのでどんどん試してみたいですね。
ようやくマイクロソフトの本気が見れたって感じです。仕事で使うPCとかで無ければインストールして損は無いでしょう。僕も「Windows7であと5年は戦える」と考えていたのですが、ドライバとかがこなれた段階で順次変えていこうと思いました。それくらいオススメですね。