昔は服や靴が好きだった。
学生時代のバイト代は服につぎ込んでいた。雑誌でいうと Smart がジャストに好きだった。裏原宿あたりのTシャツ二万円とかのふざけたブランドにいくらか貢いだこともあった。
細い格好もよくしていた。股上浅めなタイトなジーンズが好きだったのでレディースものも何枚か持っていた。ピッチピチで可動域が狭かったのて、動きもカマっぽくってキモかったと思う。。。
あとは古着も好きだったな。いたるところの古着屋に通いつめた。今のリサイクルショップ系の古着屋じゃなくて、アメリカとかから大量に買い付けしているようなお店。安くて時を超えて今の自分に合う服をみつけては喜んでいた。
古着屋通いする中で、年々古着の質が下がっていることに気づいた。最初のころのように素晴らしい服にはなかなか会えなくなった。日本での古着屋ブームによって本国で枯渇しているとの話も聞いた。やはり古着は二度と取り戻すことが出来ない貴重な資源なんだなと思った。
何にお金を使うか?と聞かれれば服とCDと答えるくらいには好きだったけど、 あの頃と培った何かのセンスは今はもう飛んでる気もする。特に女の子が着るものについてはしまむらとブランド品の見極めも外れるかもしれない。
というわけで、シャツにデニムジーンズにニューバランスというのがここしばらくの定番である。流行にはまったく左右されなくなった。毎年おなじような格好をしている。なんとなく卒業したのかなとも思うが、働き出してから私服を着る機会が少なくなったのが大きな理由かも知れない。
デニム・ジーンズ
それでもデニム・ジーンズについては一応こだわりがある。たぶんそれはお洒落とは程遠い男のこだわりだけど。
- 「リジッド」もしくはそれに近い濃いジーンズをおろしたてから履き続ける
- ブランドは 「LEVI'S」もしくは 「Lee」
- 「LEVI'S」の 501、505、517。そして「Lee」の 201、102。( 517 や 102 のブーツカット系は 最近選んでないかも・・・)
- 流行を取り入れたラインの商品ではなくて、スタンダードラインや米国本家のもの。
新しいジーンズを下ろす時は少しどきどきするものだ。よく晴れた休日に風呂場で洗ってから、外に吊り下げて干す。風にあおられながら揺れる濃紺を見ながら、どんな風に仕上がっていくのか想像するのが楽しい。
リジッドのものはよく縮むので2サイズくらい大きなものを選ぶ。最初はぶかぶかでサイジング間違えたかな? と思うけど、しばらくすると当初の狙いどおりの大きさにフィットしていくのも面白い。
デニムは色落ちしていく様子が最高に楽しい。自分の体を動かすクセがそのまま紋様となって現れる。ほとんどそのデニムばかりを選んで毎日履く。だいたい1年半くらいで完成を迎える。開花するような美しさ。育てる楽しみ。このオリジナルな感じが好き。
そういえばハマリだした最初のころ何年かは早く色落ちさせたくて寝る時も履いてた。でもパジャマのほうが気持ちよく寝れることに気づいてやめたなあ。
色落ちして最高の状態の時期は短い。同時に傷んでくる。履き続けると破れたりしてくる。程よい加減の時期が終われば花が散るようにボロボロになっていく。いいところで次のメインのデニムと交代の時期だ。
今のメインデニムの寿命もあと少しかな。秋空に新しいデニムを干して風に揺れるのを眺めたいな。夏は登板回数減るけどそれまでもう少しのお付き合い。
以上、今週のお題「好きな服」のお話でした。
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