Charlotte (シャーロット) 第10話 「略奪」 感想と考察 ~ 時空移動でハッピーエンド!

毎週楽しみにしているアニメ、Charlotte (シャーロット) の第10話「略奪」が放送されました。僕の日曜日はシャーロットから始まる! ここんとこそんな感じです。前回の予告通り、兄乙坂隼翼のこれまでのタイムリープの経緯が描かれました。

テンポも良くトントンとこれまでの説明がなされるとても面白い回でした。もう一人の主人公兄隼翼と仲間たちの活動、そして有宇に受け継がれるバトン。いよいよ物語も大詰めを迎えてきた感があります。

というか、歩未が救われていい最終回だった! ハッピーエンド!?
・・・そんなわけないよね。

10話の感想と考察

10話のAパートは隼翼のタイムリープ。オープニングもなしに一直線に始まりました。そして後半Bパートは有宇が隼翼の力を受け継ぎ、歩未を助け出すと熱い展開でした。もっと苦労する様子が描かれるのかと予想してましたが順調に進みましたね。

いつものように感想を交えながら、気になる所について書いていきます。
とりあえずは毎度おなじみの横浜DeNAベイスターズネタから行きましょう!

10話の横浜DeNAベイスターズネタ

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このシーン。能力者の履歴書みたいなもの。ここに3名の名前が伺えます。白崎広之桑原正之嶺井

まずは白崎浩之(しらさきひろゆき)選手。今シーズンはホームラン6本と意外なほどのパワーも見せるショートです。ただし得点圏にめちゃくちゃ弱い・・・。桑原将志(くわはらまさゆき)選手。中畑監督お気に入り? の若手外野手です。そして嶺井博希(みねいひろき)選手。キャッチャーです。今シーズンは後半、スタメンをとる機会が増えている期待の捕手です。桑原、白崎は苗字だけでなく名前の読みまで一致してますね!

嶺井が出てきたのでキャッチャーが揃ってきました。高城、西森、黒羽根、嶺井!

一番登場を待ち望まれているのは多村さんなんですけどね・・・。性能が高すぎて体がついていかないという特殊能力者っぽい設定だし。今シーズンの試合でもヒットの代償として一打席で両足を痛めるという悲しい事態。早く帰ってきてくれんかな多村さん。

隼翼の時空移動

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10話の前半は隼翼の時空移動=タイムリープ話です。

彼の使命は「特殊能力者を守る」こと。何度もタイムリープを繰り返して特殊能力者を守る環境を作り上げていきます。ただし能力を使うたびに「視力を失う」という代償があり、隼翼最後のタイムリープでようやく「星ノ海学園」を手に入れます。この使命は奈緒にしっかりと受け継がれたというのが良いですね。

時系列の図

9話の「ここにない世界」は一番最初の時間軸と仮置きした上で、ここまでの経緯について図にしてみました。

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9話で描かれた「ここにない世界」で隼翼の特殊能力で時空移動を行い過去に戻ります。 だいたい分かっていることは隼翼が15才の誕生日近辺で研究者たちに捕らえられてしまうことのようです。

12才頃に戻って、仲間や資金を集め研究者たちから特殊能力者を守る戦いを繰り返しています。12才頃という年齢は「能力の発現した時点」だと考えています。任意に戻る移動する時間を決めることができるようですが、自身が能力を持たない時間軸へは戻ることができないのではないでしょうか?

判明した大きなことは僕達が見てきた一話からの Charlotte の時間軸は「隼翼最後の時空移動後の世界」ということ。視力を失ってしまい、能力は残っているが、時空移動はもう出来ないというギリギリのところです。

もうひとつの物語

この作品の主人公は有宇ですが、有宇を超える主人公力を魅せるのが兄隼翼。

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秘密基地っぽいところも少年少女らしくて良かったです。

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腐女子歓喜なホモォな描写。

熊耳も無愛想な男のように見えましたが、根は明るくいいやつでした。隼翼以前に他の能力者を探しだして集めていたとは驚きました。熊耳の能力の不完全さ=「ずぶ濡れ」は自身による演出でした。。。

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もし時空移動ができるなら? こういうことして金稼ぎたいよね! ロトくじとか株とかFXの本があります。

FX・・・、今現在荒れてるのでしばらくはステイ。ドル円が下に抜ければトレンド転換と思って注目はしてます。

 

話がそれました。。。

隼翼、熊耳、前泊、七野などのキャラクターがとても良かったです。今回は急ぎの描写で飛ばされてしまいましたが、彼らとて奈緒たちの生徒会に負けず劣らず良い物語がありそうです。

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目時さんが一貫してカワイイ。目時さんヒロインのスピンオフはよ来いよ!って感じですね。

疑問点

あまりここに突っ込んでも仕方がない気がしますが、いくつか疑問点があります。(有宇がなんで都合よくあの場所のロッカーに隠れてたのか? とかそういうのはむしろ味、好物なので気にせずに・・・)

 有宇に能力を奪われた能力者と能力の保持

有宇は「ここにない世界」で能力を奪ってます。リーゼント男の粉砕や七野の透過がそう。10話にて歩未をカッター少女小西から守るために有宇はリーゼント男の能力である粉砕でガラスを破壊し警告します。

このことが意味するのは・・・。

  • 時空移動後もそれまでに奪った能力は保持したままである
  • 隼翼が発動させた時空移動でも能力は保持されている

では奪われたものについても考えてみましょう。隼翼の仲間である七野は「ここにない世界」において透過の能力を奪われています。もし能力を失ったままでは熊耳が探し出して仲間にする理由がありません。

すなわち「能力が奪われても時空移動後では能力は再度発現する」ということが言えると思います。

歩未が助かった今現在の世界でも「隼翼の能力は失われていない」ということになります。ただし視力は失われたままであるため能力は使えず、大きな影響はあたえないのかな・・・というところです。

時空移動 ✕ 有宇はチート級の最強の能力者ですね。じゃあ有宇に色々能力覚えさせてタイムリープしまくって育てて研究者やっつければよかったのでは? とも思いますが、そこは奈緒の言う「人道」と、戦いに巻き込みたくない「兄の愛」があったのでしょう。

■ 有宇の特殊能力コレクション

念写 - 2話 有働
念動力 - 4話 福山
空中浮遊 -  5話 スカイハイ斎藤
粉砕 - 9話 リーゼントの男(ばんてふ)
テレパシー - 9話 テレパシー能力者
透過 - 9話 七野
時空移動 - 10話 隼翼
崩壊 - 10話 歩未

描かれているだけでもこれだけの能力を奪っています。かなりのコレクションがあつまって来ましたね・・・

※追記 コメントでスカイハイさんに指摘いただきました。ガラスを割ったのは粉砕ではなくエフェクトから判断するに念動力のようですね。有宇が「ここにない世界」で奪った能力を保持しているかは今後に持ち越しですね・・・

 なぜ、有宇のみが「ここにない世界」のことを覚えているのか?

有宇は時空移動においても特殊能力を持ち越せるというチートであることはわかりました。なぜ有宇のみが「ここにない世界」のことを知っているのかという疑問が浮かびあります。自身が時空移動を発動させたわけでもないのにです。

一話などで有宇が隼翼のことを思い出していたのは、前泊の記憶の消し漏れとかその辺りだと思います。一方 5話でオーディオプレイヤーにて ZHIEND を聴いた時に、懐かしい感じがしたのは「ここにない世界」での記憶によるものです。

そしてZHIENDライブの「Trigger」を聴いて昏倒し「ここにない世界」のことをすべて思い出しています。他の人物は時空移動前のことを記憶している描写はありません。

  • サラ・シェーンの能力であり、Trigger には何かの力がある
  • 有宇のみが特別な存在

考えられるのはこれくらいですね。略奪した能力が持ち越せるなら記憶くらいなんとかなりそうとも言えそう。

 サラ・シェーンと隼翼の共通点

サラ・シェーンも8話で自身の能力の代償(選択の代償)として視力を失ったと語っています。視力を失うという症状は隼翼と同じです。

サラ・シェーンも「時空移動能力者」であるとしても、今のところ辻褄があいますね。

能力の欠点。不完全な能力と代償というのは同じものなのでしょうか? 特殊能力は完全無欠ではなく抜けたところがあります。奈緒の「対象は一人だけ」とか、「目時の自分も眠ってしまう」などなどです。

隼翼やサラ・シェーンのように視力を失うことは能力の不完全さと同一と見て良いのかな?

*熊耳のずぶ濡れはフェイクでした。人前で使っていないところを見るともっと面白いのがあるのかも知れません。

今後の展開

現在は歩未を助け出すことが出来た状態で6話の終わりと同じ時間を迎えたところ。気になるのは7話以降に発生した事件がどうなるかです。細山田さんが情けない姿を見せずに済むことは朗報なのでこれは安心。

サラ・シェーンとの邂逅

このまますすめばサラ・シェーンと再度邂逅の時を迎えることになります。彼女にもまだ残された謎があります。前述した「Trigger」に隠された力、秘密はあるのか?となぜライブ前日に星ノ海学園の近くにいたのか?です。

彼女の生歌を聴かないことには友利兄の回復もありませんので是非とも実現して欲しいところです。

奈緒との記憶

奈緒とはお互いに少しずつ距離を縮めつつある過程がありました。現在は有宇のみが自分の思いを自覚している状態です。

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このシーン、有宇の変化は良かったですね。有宇のみが保持する消えてしまった温かな記憶はどうなってしまうのでしょう。再び奈緒と共有することができるのか? ZHIEND のライブに一緒に行くことができるのか? 前は有宇が倒れてしまい最後まで観ることは出来なかったと思います。デートの続きはあるのでしょうか?

ただ、すでに時空を超えた信頼関係の片鱗は伺えます。隼翼がタイムリープを何度重ねても熊耳たちと親友でいられるように、二人の絆については楽観していて良いかもとは思っています。

個人的には最終話のエンディングあたりでライブに行く展開とか予想しています。

物語はどこへ向かうのか?

かなり順調に歩未を助け出すことができました。めでたしめでたし。

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アホの高城とかゆさりんや美砂がもっと見たい。彼らは癒やしですね。前半のようにのんびり日常回でも構わないんじゃないかなと思ったり・・・

しかしもちろんこんなもんで済むわけがない
あと三話も残っているのにどうするのか?

残された未回収の謎は OPやキービジュアルにある「化け物」という言葉や、長期彗星にまつわる事柄になります。科学者堤内が提唱する「突飛な理論」もまだ謎のままです。

Charlotte はこれまで明確に敵が描かれていません。研究者というのもありますが、いまいちラスボスとしては弱い。

「化け物」は能力を略奪し使いまくった有宇の代償、すなわち有宇自身との戦いとなる。「長期彗星」については能力の発現について鍵を握りそう。有宇や隼翼が総力で立ち向かうというのも熱い展開になりそうです。 

おわりに

いよいよ残り話数も少なくなってきましたので少しさびしいですね。

第十一話 シャーロット
第十二話 約束
第十三話 これからの記録

次回はいよいよ作品名である「シャーロット」、そして「約束」「これからの記録」と重要そうなサブタイトルが続きます。

もう毎週書いてますが、続きが気になって仕方ありません。他のみなさんの考察や、明日公開される第11話のPV、そして連続リリースの第三弾! ZHIEND の「Trigger 」のシングルなどで楽しみながら待ちたいと思います。

※9/8 追記

11話「シャーロット」のPVが公開されました。かなり緊迫したシーンばかりです。新キャラが登場し、有宇に崩壊が発動したようにな描写も・・・。彼女がシャーロットちゃんなのか? これもうどうなるかわかりません。

Charlotte 友利奈緒 タペストリー

Charlotte 友利奈緒 タペストリー

 

 

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