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New Order ~ Music Complete

音楽 エッセイ

9月23日、New Order の10年ぶりの新譜「Music Complete」が発売された。2013年の「Lost Stories」 は 「Waiting for the sirens' Call」 のアウトテイクだからか数えないらしい。(これも何曲か「おっ!」と思うものはあったんだけどね)

Waiting for the sirens' Call が10年前になるのが驚きだ。ピーター・フックが辞めたり、バーナード・サムナーはバッド・ルーテナント結成してアルバム出したり、活動再開して New Order としてサマソニ来たり、揉めつつも Lost Stories をリリースしていたので完全に舞台から消えてたわけでは無かった。

僕にとっては「待望」という言葉が似合わない感じだな。

この間にも自然なこととして New Order のアルバムはずっと聴いてきた。新譜が出ようが出まいが変わらない。ここ数年散歩が日課になっていて、それ用の落としても蹴っ飛ばしても洗濯しても構わない小さいプレーヤーをポケットに突っ込んで聴きながら歩いてる。容量が4GBしかないので曲の入れ替えは頻繁にするが、買った際に入れた 「Technique」 は消されることなくフォルダの先頭に配されたまま。

Music Complete を買った

もちろん発売は知っていていつか買うかと思っていた。けど積極的に注文するわけでも無かった。

ところが昨日あてもなくレコード屋に入ったところ、ポスター見て一発で欲しくなってしまった。あの訴求力はスゴイね。ポスター見て買うなんてのは何年ぶりだろう。ここ最近の記憶にない。

Music Complete を聴いてみた

感想。良い。

「悪くない」ではなく「良い」

良いアルバム。まとまった統一感のあるアルバム。まったくもって New Order のアルバムだわ。とにかくバーニーのボーカルが変わらない。いつまでたっても青年の叫びだ。陰鬱だけどどこか親しみやすいメロディー。00年代の2枚はギター中心のバンド・サウンドの面が強調されてたけど、彼らが元々持つもう一つの側面エレクトロなシンセサウンドに帰ってきてる。

時期だけに EDM への回答という声もあるけど、比較にならないと思う。ロックだし。

フッキーのドライブ感あるベースがあったらと願わないでも無いが、結構らしく仕上げてる。フッキー不在はきっと明るさに昇華されてる。イギーポップ、エリー・ジャクソンなどのゲストが他で補ってる。

 

そこら中の人達の評価通りで良いアルバム。シーンに衝撃をもたらすような名盤でもないし、懐古的な評価でもない、ほんと完成度の高い「良い」アルバム。

まだ New Order を聴いたことが無い人へは「このアルバムから聴いてみてもいいんじゃない? 気に入ったら80年代の聴いたらいいよ」と言える。昔からのファンには「聴けるのが一枚増えるからはよ買え」と言う。

Music Complete[ボーナストラック収録 / 国内盤] 大判ステッカー付 (TRCP200)

Music Complete[ボーナストラック収録 / 国内盤] 大判ステッカー付 (TRCP200)

 

ポスターで触れた通り、ピーター・サヴィルによるジャケットが相変わらす秀逸。もうすでに頭に「これが Music Complete」と刻み込まれてる。このジャケットデザインみたいな音がしてる気がする。 

通して聴いて終わったらまた #1 に戻るというのを繰り返してる。今は新譜を積極的に追いかける人間ではないけど、今年のアルバム中で一番かも知れないな。

うん、いいアルバム (*^◯^*)