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【公務員試験】 専門試験・経済系科目(ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学)の勉強法と良書を紹介します。

公務員試験 専門試験

公務員試験に立ちはだかる科目、経済原論・財政学など経済系科目の学習。どのような本(参考書・問題集)を使って学習を進めて行けば良いのか? 私の独学での合格経験をもとに勉強法と合わせて、おすすめの良書を紹介していきます。

経済学・・・、工学部出身の私はこの科目もほぼ初学でしたので、最初はかなり身構えて取り組みました。たしかに出題数的に絶対に落とせないというのもあります。

しかし、当初の印象よりも幅は広くないというのが正直なところです。参考書や問題集は分厚く冊数も多い。ただし積み上げ型の科目なのです。

沢山の章から成り立ちますが、前の章の内容に少しづつ新しい内容が加わった次の章が出てくる。章ごとに全く新しい知識を詰め込むのではないので、トータルとして覚えることは多くはないという印象です。つまり勉強しやすい体系立った科目ということです。

個人的にはこの科目は得点源にしやすいと思います。見た目奇問のような問題もありますが、表現を変えただけで同じ問題が多いです。

なにより法学系と違うところは差がつきやすいところです。法学は判例の暗記でもある程度は戦えるので差がつきにくい。経済学は理解が必要なので苦手なひとは入り口で挫折しやすい。

継続する人は順調に理解が深まりやすい、点数が順調に伸びやすい科目です。

例えるなら法学は絶対に落とせない守りの盾、経済学は攻めの武器だと思います。初学者でも公務員試験の大きな武器になります。 

経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)

最重要科目 です。

この分野は前述した通り、公務員試験の大きな武器となる科目です。地方上級の場合専門試験の4分の1の出題数である10問が出題されます。さらに教養試験でも出題されること、後の財政学へもつながることがから、しっかりマスターしたいところ。

理論の理解と問題演習が大事な科目です。よい参考書と問題集で確実にモノにしましょう。

STEP1 基本知識のインプット

基本知識のインプットにおすすめなのが、「速習!」シリーズ。石川秀樹先生の試験攻略入門塾「速習!ミクロ経済学」と「速習!マクロ経済学」の二つです。

速習!マクロ経済学―試験攻略入門塾

速習!マクロ経済学―試験攻略入門塾

 
試験攻略入門塾 速習!ミクロ経済学

試験攻略入門塾 速習!ミクロ経済学

 

この書籍は公務員だけでなく中小企業診断士などの資格試験にも対応しており、基礎的なところからとても丁寧に書かれています。大切になってくるグラフの見方や忘れてしまった微分に関する説明など学習の土台の説明があるのもグッド。

なによりありがたいのが、この参考書と一対一で対応した授業がYouTubeで閲覧できることです。例えばこんな感じです。

石川秀樹先生「速習!ミクロ経済学」第1回 経済学の思考パターン 1/3 - YouTube

経済学の講師らしくキリッとした先生のルックスもナイスです! 初学者の方や、時間がある場合は動画でイチから講義形式で学んでみるのも良いでしょう。参考書を読むだけでは分からない単元だけ動画でじっくりと確認するのも良い。私は後者でしたが随分と助かりました。

STEP2 問題集を繰り返し解こう

問題演習は鉄板!の「スーパー過去問ゼミ」で決まりです。 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 ミクロ経済学

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 ミクロ経済学

 
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 マクロ経済学

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 マクロ経済学

 

公務員試験の経済学は要点を軽く掴んだ上で、いかに良問を解いていくかです。経済学の「スー過去」は暗記系の事項、計算問題の質と量が大変よく出来ていると思います。

「スー過去」シリーズがバイブルという評価を得ているのも、この「ミクロ経済学」「マクロ経済学」の出来が素晴らしいゆえのことだと思います。

「スー過去」のレジュメを確認し、問題を解き、解答を確認する。それでも分からないところがあれば参考書に立ち返る。この繰り返しです。

STEP0 それでも分からない場合は?

参考書は石川先生の「速習!」シリーズをおすすめしたのですが、僕は最初にこちらの「まる生」を購入して学習を開始しました。 

ミクロ経済学のまるごと講義生中継 (TAC on LIVE公務員試験速攻ゼミシリーズ)

ミクロ経済学のまるごと講義生中継 (TAC on LIVE公務員試験速攻ゼミシリーズ)

 

 最初読んだときはあまりピンとこずに、「速習!」シリーズをあわててポチったのですが、学習がある程度すすんでから読んでみると理解が深まる良いものでした。網羅率的には「速習!」シリーズが優れていますが、つまづいた時のセカンドオピニオンとして読んでみると良いかも知れません。 

経済原論学習のコツはグラフを書くこと

経済学のポイントは計算問題があることなんですが、その攻略の鍵としてグラフの存在があります。学習する際にグラフを自分で手を動かして書くことが重要です。

縦軸と横軸はなんの数字・値なのか意識すること

▼ グラフの線を上下・左右に動かしてみること

これが大事です。グラフのパターンはIS-LM分析のグラフや損益分岐点のグラフなどありますが、それほど数はありません。「スー過去」を信じて問題を繰り返して、グラフを自分のものにして行きましょう。

財政学

重要科目です。

財政学は一言で表すと「経済原論の延長  + 時事 +暗記」といった科目です。この科目の取捨選択は各人様々な意見がありますが、個人的には絶対に学習するべき科目だと思います。

▼ ひとつは出題数。地方上級の場合3問~4問の出題があります。

▼ ふたつめは経済原論とのシナジー。経済原論から上乗せ延長の分野があること。経済原論の知識に多少加えただけで解けます。乗数理論などはまさにそうですね。この科目をやることで経済原論の強化にも繋がるのです。少々経済原論の理解が足りないまま財政学をやってみたら、経済原論も分かるようになっていたことがありました。

▼ みっつめは他科目とのシナジー。経済原論のみならず、時事や予算、経済史など、他の科目との関わりも大きいことです。

▼ よっつめ。比較的理解が簡単な暗記であるため、学習時間に比して得点が伸びやすいことです。他の科目とのシナジーを考えるとやらない手はありません。

STEP 1 財政学は「スーパー過去問ゼミ」で決まり

とくに参考書や解説書は必要ありません。 「スー過去」の財政学はレジュメが各単元、十分なページ数を使って説明されているので、これだけで十分に理解可能です。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 財政学 改訂版

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 財政学 改訂版

 

なおスー過去でも古い年度のものではなく、予算の数字などが最新の試験年度用に改訂されたものを使用してください。上記は2016年受験用版になっています。

学習する順番としては経済原論(特にマクロ経済学)がある程度できるようになった後にしてください。章は多いですが、経済原論と同じ内容のものもあるので思ったより簡単に感じるでしょう。

他の科目をひと通り終えたあとで良いと思います。財政学は独立した科目同士をくっつける糊のような良い科目。個人的には絶対にはずせません。

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