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Walking in the Rhythm - フィッシュマンズを聴きながら夕闇の中を歩こう。

音楽 ポエム

もしあなたが、ちょっと特別な気分、素敵な気分になりたいなら

とってもオススメな良い方法がある。

 それは、フィッシュマンズ 聴きながら、夕闇のまちを歩くこと。

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iPodでもなんでもいい。秋葉原で1000円でしないような

安いシリコンのポータブルオーディオでもいい。

その中に「空中キャンプ」、「宇宙 日本 世田谷」という

2枚のアルバムを入れよう。

 

てきとうな小銭を持ち、ポケットにオーディオを突っ込もう。

ちなみに僕はジーンズのおしりのポケットに入れる。

 

夕方ならちょうど良い。いや、素晴らしい。

玄関を出て、眩しそうに西の空を見上げよう。

ちょっと座って、靴の紐をいい感じに結ぶ。

 

プレイヤーをランダムにセットして再生ボタンを押す。

さあ、出発。

 

目的地はないけど向かう方向は決まってる

日の沈む方向へさっさと歩こう。

 

ちょっと先の大きなビルでもいい。そこを目印にして歩こう。

自転車に乗って通りすぎてく高校生たちを眺めながら

どこかへと歩く人、家路につく車たちを眺めながら…

 

大きな建物が近づいてきたら、また次の目標をさがそう。

 

フィッシュマンズの浮遊感ただよう音楽と暮れゆく回りの風景

だんだんと音楽と街の境界があいまいになって溶け込んでいる

 

自分の呼吸が聞こえたり、聞こえなかったり。

影が長さをまし、日は意外に早いスピードで

暮れていくことに気づいたり。

 

都会なら、ビルのガラスにうつる夕焼けもまた綺麗だ。

木々揺れる郊外もいい。幹線道路から一本離れて

車の少ない道を通ってもいいだろう。

 

音楽は鳴り続ける。

ふと、ゆらりゆらりとしてグルーブを奏でるベースと

自分の歩幅が一致する時がある。

 

世界を今この瞬間だけ切り取ったような、

ハイともローとも違う特別な気分。

「Walking in the Rhythm」 の永遠に終わりそうにない演奏が来たら

ほんとうにどうにかなってしまうような気持ちになる。

 

日が完全に、影がすっかりと消え、

ヘッドライトに身体が照らされるようになったら帰ろう。

同じ道でもいい、でもそこは行きとは違う夜の世界のはじまり。

 

ポケットに手を突っ込んで「ナイトクルージング」を選曲してみよう

近づく真夜中を歌った曲。夜もまたちょっと素敵なものになるだろう。

フィッシュマンズを聴こう

 

いい季節になってきました。

歩いて音楽を聴くのにいい季節。

もう寒くも無く、かといって暑くもない、虫もまだ騒ぎださない。

夕闇にまぎれて歩くのにいい季節です。

 

夜にお酒を飲みながら、オーディオに火を灯してともして

聴くのも最高ですが、歩きながら音楽を聴くのも最高。

 

でも実はフィッシュマンズは大体いつ聴いていいものです。

春夏秋冬、どの季節のフィッシュマンズも捨てがたい。

また何処でも聴いてもいいものです。

山を登りながらきいてもいい。

車でバイパスを走りながらでもいい。

眠りにつく前の子守唄代わりに聴いてもいい。

 

90年代に放たれた音楽とは思えないくらい新しくて

いつ聴いても今の日常の中にするりと割り込んでくる。

そんな魅力があります。

 

僕が知ったのは遅くて

ボーカルの佐藤さんはとっくの昔に亡くなっていて

それは悲しいとかではなく、ただ穴があいてるような

不思議な感じ。

 

上にあげた2枚のアルバムはロック史に残る金字塔です。

どっか違う世界に連れてってくれるんだけども

その前のアルバム「ORANGE」が実はいちばん好きかも。

ポップとどこか違う世界の合間の音楽、最高です。

 

是非、聴いてみてください。

  

ORANGE(紙ジャケ+HQCD)

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