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後回し癖にはタイマーを使って対処しよう。

アノニマスダイアリーに面白いエントリーが上がっていました。「後回し癖を治したい」という興味深い内容です。

anond.hatelabo.jp

夏休みの宿題や単位の取得など、なんでも後回しにしてしまい困っているというエントリーです。分かってはいるけどやめられないという問題です。

後回し癖の害

この人かつての僕じゃないかなと思うのです。僕もプロレベルを自認する後回し人間でした。ダメエピソードを一つ。後回し癖、もっとも露呈するのが夏休みの宿題です。ちなみに締め切りとは8月31日ではありません。夏休み明け、先生がほんとにブチ切れるまでの期間を指します。一番ひどい思い出はある教科の授業でした。宿題を出していない生徒は授業中ずっと教室の後ろに立たされる。それだけだったので僕は12月まで立ってました。最後の一人になりそうなところで出した記憶があります。もう冬休みの宿題の時期ですね。ダメ度を図る指標としては「なりそう」というところ。最後の一人ではありません。いちおう意味不明なプライドがあるんですね。

ただ全ての後回し人間がのほほんと生き、迷惑を掛けても恥知らずなという訳ではないのです。たとえば元エントリーの増田は以下のように書いています。

「でも後回しにしてることがあると、結局どこかでそのことがひっかかって、何も楽しめないんだよな。」

まずいのは「後回しにしてることを悔い、不快な状態が常となってしまう」こと。後回したことがもたらす悪影響ももちろんありますし、人に迷惑を掛けたことに対する罪の意識にも苛まれます。なにより他のことも楽しめない。これが一番の害ではないでしょうか。

これ、例えばグレるとかの問題行動にくらべて小さく見られやすいですが、個人的には非常に大きな問題だと思います。きちんとやってる人たちからはクズのようにしか映らない。常に心のどこかに不快な感情が占めており本人としてはキツイのですけどね。

みんな一回痛い目見ろとかいうけど、お尻を叩いてやれば出来るのでたいてい痛い目見ませんし、痛い目見ると普通に次のチャレンジが億劫になるだけですのでおすすめしません。

僕はこの気持ちが分かるだけに、増田を含めた後回し癖を持つ人々の味方でありたい。ひとついちばん効果的だったテクニックをお伝えします。

効果的なテクニック

元エントリーの増田は能力はあるが、第一歩が踏み出せず始めることが出来ないタイプのようです。食い散らかしタイプは僕の専門外というかそれはそれで良いんじゃないかと思うので。

まずは取り組むハードルを下げるためのテクニックを使おうということです。アンサーとして以下の増田のトラックバックがあります。

anond.hatelabo.jp

絶対にこれぐらいならできる。というところまでハードルを下げること。

ここはほんとに同感。

僕の場合のハードルとは完成までの時間をなんとなく想像しては手をつけるのがダルくなることでした。このハードルを乗り越えるため、最も効いたテクニック、それは「タイマーを使うこと」です。

何をやるにもタイマーを起動させる。5分、10分、25分。小さい時間でかまいません。コンセプトは「夏休みなどの大きな時間やレポート6時間くらいではなく、今、目の前の10分を区切る」こと。タイマーの良いところをいくつか挙げてみます。

● タイマーを起動するという儀式がある
 自分をやるモードに切り替える

● 目の前の時間を実際に切り取る
 まずは短い時間やって見よ!というアドバイス。これは正しい。
 しかし意識するだけでは難しい。実際にタイマーを使って切り取ることが大事。

● アラームによる終了の儀式
 仮に完成せずとも、その時間は取り組んだという達成感がある。

● 作業時間の把握
 こちらは副次的な効果。どのくらい時間がかかる分かるようになる。
 次第にタイムアタック的な欲求が生まれてくる。またやりたくなる。
  
タイマーを使ってちょっとの時間だけやってみる。最初の1分くらい乗り切れれば意外と集中して時間がすぎることに気づくでしょう。

おすすめはキッチンタイマーです。音が鳴らせる環境ならばキッチンタイマーをがベスト。スマホアプリは起動にステップがかかりスタートの儀すらダルくなるのでおすすめではありません。 実際に僕がつかってるのはコレ。

 

 

シンプルでかわいく操作も簡単で気に入ってます。

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PCまわりの作業ではタイマーソフト起動して対処します。ただ予定表と連動したアラームなどは無意味というか逆に害です。後回し癖の人はすぐにそっちに向かいがち、全ての時間をコントロールしてやろうとする完璧主義も併せ持つことが多いです。完璧主義はすぐに破綻します。

低機能なタイマーで目の前のタスク一つのたびに時間を区切ってみる。これだけで十分です。

※アンサー増田のもう一つの提案は環境を変えること。こちらは「環境を変えるメンタルが無い」的な、俗に言う「ユニクロに行く服がないパラドクス」をはらみますので少し高度なテクニックだと思いました。

本質的な心理面の問題

キッチンタイマーは確かに有効でした。ですがそれとは別になぜ「後回しの心理」が生まれるのかという本質的な問題があります。

ここは人それぞれですが、軽く考えずに人生を掛けて取り組むべきものと考えたほうがいいと思います。アダルトチルドレンの可能性やメンタルの障害が潜んでるかも知れません。

後回し癖ゆえに起こるキツイ後回しは「人生における重要な選択を後回し」にすることです。例えば学部を成績だけでとりあえず決めたり、卒業に必要だからという理由だけで授業を選択したり、内定が一番に取れそうという理由だけで就職先など決めたりする。ライフイベントを自分でコントロール出来ているか?後回しにしてないか?この点は気をつけた方が良いでしょう。

テクニックを駆使して現実を乗り切りつつ、自身の心の奥底にある問題を時間をかけて解決するという両輪での対処が必要かと思います。小手先のテクニックにより、心の奥にある問題に取り組む余裕も生まれますし、そちらも軽くなります。

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偉そうに書きましたが、僕も後回し癖への対処は道半ばです。例えばこのブログ。前回の記事がヒットしてたくさんの方に読んでもらえました。ほんとうにありがたく嬉しいです。題材とかけた熱量である程度は想定内だったのですが、今後同じクオリティーを維持できるかなど考えてしまい、後回しにしたい気持ちも湧いてきます。

でも書きたいことはある。というわけで今回もタイマーを押してみることからスタートしました。なんとか書き上げることが出来たのもタイマーのおかげなのです。

 

 

www.kamomer.com